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白鵬翔 06年NEWS26

 日刊スポーツ 8月31日
<抜粋> 白鵬に綱とり3カ条!安治川親方が伝授
大関白鵬(21=宮城野)が30日、元横綱旭富士の安治川親方(46)に綱とりの極意を授かった。同親方は88年秋から89年夏にかけて12-12-14-13-13勝と好成績を残しながらも昇進を見送られた。「地力が1歩足りなかったと納得して、憤りも感じなかった」と振り返る同親方。その心の持ちようが90年夏、名古屋の連続優勝(ともに14勝)後の横綱昇進につながった。直立不動で聞き入る白鵬は「昇進の内規や星勘定なんて考えるな」と諭された上で<1>横綱朝青龍への出げいこ<2>先場所以上のけいこ量<3>人の見ていない場所でのけいこ、の3点を助言された。「自分が納得し自然と気持ちが前向きになるまでけいこを積みなさい」。技と体のためでなく心の支えのために-。秋場所(9月10日初日、両国国技館)で綱とりに再挑戦する白鵬は「いい話をしてもらった。やらなきゃ」と、気持ちを奮い立たせていた。  



 スポーツ報知 8月31日
<抜粋> 琴欧州が出げいこで白鵬と大熱戦
右ひざ痛などで精彩を欠いていた大関琴欧州に、少しずつ元気が戻ってきた。31日は大相撲秋場所(9月10日初日・両国国技館)で横綱昇進を目指す大関白鵬のもとへの出げいこを敢行した。白鵬とは土俵際での投げの打ち合いなど熱のこもった13番を展開し6勝7敗とほぼ互角、この内容に琴欧州は「いつもと相手が違うから、使う筋肉も違うよ。右ひざはだいぶよくなった」と充実した表情で話した。師匠の佐渡ケ嶽親方は「しこがだいぶ踏めるようになってきた。先場所などがいい薬になっている」と目を細めた。対戦した白鵬も「背が高いし、土俵際も残るからね。おれの部屋で寝泊まりすればいいくらい」と今後の出げいこを大歓迎した。

◆元気だ琴光喜 琴欧州とともに出げいこした関脇琴光喜が白鵬との6番を得意の右差しから一気に出る相撲で全勝した。今場所で6場所連続の関脇。在位は昭和以降5位タイの通算17場所となった。しかしなぜか5場所連続の8勝止まりで、「けいこ場の力を本場所で出せればねえ。いつも言われるんだけど…」と恐縮していた。  



 共同 8月31日
<抜粋> 琴欧州に復調の兆し、出げいこで白鵬と大熱戦
右ひざ痛などで精彩を欠いていた大関琴欧州に、少しずつ元気が戻ってきた。31日は大相撲秋場所(9月10日初日・両国国技館)で横綱昇進を目指す大関白鵬のもとへの出げいこを敢行した。同行した師匠の佐渡ケ嶽親方(元関脇琴ノ若)によれば、大関本人が出げいこを希望した。千葉県松戸市の部屋を朝6時30分に出発し、車で1時間以上もかけて東京都墨田区の宮城野部屋へ到着。白鵬とは土俵際での投げの打ち合いなど熱のこもった13番を展開し、203センチの長身を泥だらけにした琴欧州は「いつもと相手が違うから、使う筋肉も違うよ。右ひざはだいぶよくなった」と充実した表情で話した。結果は6勝7敗とほぼ互角。前傾姿勢でどんどん前に出る取り口が、何よりも復調の兆しだった。3月の春場所前に右ひざを痛めてからは9、8、8勝止まり。存在感は薄くなる一方だっただけに、佐渡ケ嶽親方は「しこがだいぶ踏めるようになってきた。先場所などがいい薬になっている」と目を細めた。今後も出げいこは続ける。白鵬も「背が高いし、土俵際も残るからね。おれの部屋で寝泊まりすればいいくらい」と大歓迎だ。綱とりの後輩大関に刺激を受け、琴欧州の逆襲はなるか。〔共同〕  



 日刊スポーツ 8月31日
<抜粋> 白鵬が佐渡ケ嶽勢に苦戦で「いい刺激」
大相撲秋場所(9月10日初日、両国国技館)で先場所に続く綱とりに挑む大関白鵬(21)は8月31日、同世代のライバル大関琴欧州(23)らと申し合いを行った。琴欧州、琴光喜、琴奨菊の佐渡ケ嶽部屋勢が、白鵬の宮城野部屋へ出げいこにやってきた。予想外の訪問者に心の準備ができていなかったのか、本場所では4連勝中の琴欧州に7勝6敗、関脇の琴光喜には5戦全敗と苦しめられた。最終的には8勝13敗。「みんなの方が気合が入っていた。自分も今日のことをいい刺激にしないといけない」と気を引き締めていた。  



 日刊スポーツ 9月1日
<抜粋> 白鵬手応え、琴欧州ら相手に17勝11敗
大相撲秋場所(10日初日、東京・両国国技館)で綱とりを狙う大関白鵬(21=宮城野)が1日、ライバルの大関琴欧州(23=佐渡ケ嶽)とのけいこで調整した。東京・墨田区の宮城野部屋に佐渡ケ嶽勢と幕内安馬ら安治川勢が出げいこに訪れ、関取9人が集結。白鵬は琴欧州、関脇琴光喜、安馬の3人を相手に28番の申し合いで17勝11敗。「相手が相手だから疲れたけど、だいぶスタミナがついてきた」と手応え十分。一方、22番で9勝13敗に終わった琴欧州も「いいけいこになった」と満足の表情で引き揚げていった。  



 スポニチ 9月2日
<抜粋> 
大関魁皇は2日、宮城野部屋での立浪・伊勢ケ浜連合によるけいこに参加し、新小結の黒海らと11番取った。この日から関取衆とのけいこをスタート。得意の右上手を素早く引くなどまずまずで「こういうのを続けていかないと」と満足そう。連合げいこには綱とりに挑む大関白鵬や露鵬、安馬といったホープも顔を並べた。34歳の古参大関は「若くて元気な力士が多い。いいけいこ場だね」と刺激を受けた様子だ。白鵬は黒海や高見盛らと23番。21勝2敗の内容に「順調だね」と納得していた。   



 日刊スポーツ 9月2日
<抜粋> 綱とり白鵬「痛めた右手は大丈夫」
綱とりを目指す白鵬(21=宮城野)が2日、東京・墨田区の宮城野部屋で行われた立浪・伊勢ケ浜連合げいこに参加した。大関魁皇、新小結黒海ら関取17人が集結。白鵬は黒海、高見盛、露鵬らと23番の申し合いで21勝2敗と好調ぶりを見せつけた。「いいけいこになった。(痛めていた)右手も大丈夫」と表情も明るかった。魁皇は11番で8勝3敗。「無理せず自分のペースでやりたい」と話していた。連合げいこは3日まで2日間行われる予定。  



 スポーツ報知 9月3日
<抜粋> 綱取りへ白鵬好調…朝青龍との出げいこも計画
大相撲・秋場所(10日初日・両国国技館)で綱取りに再挑戦する大関・白鵬(21)=宮城野=が2日、東京・墨田区の宮城野部屋での立浪・伊勢ケ浜連合のけいこで23番を取り21勝2敗と好調をアピール。育ての親の熊ケ谷親方(元前頭・竹葉山)は来週中に朝青龍の高砂部屋への出げいこを明言。最強横綱の胸を借り綱取りの態勢を完成させる。前頭9枚目の高見盛(30)=東関=らとの申し合いでは鋭い踏み込みから左上手を引く盤石の相撲を披露。けいこ後は「順調にきています」と笑顔。熊ケ谷親方も「今日の相撲を取れば大丈夫」と太鼓判を押す。綱取りをさらに確実にする最終計画が朝青龍との出げいこだ。名古屋場所前は1勝3敗と完敗。逆に大関に昇進した春場所前は3勝4敗と互角に渡り合っただけに注目の出げいこになりそうだ。  



 毎日新聞 9月3日
<抜粋> 千代大海が珍しく出げいこ…秋場所を面白く
千代大海が珍しく出げいこ。3日に宮城野部屋を訪れ、白鵬や魁皇と申し合いのけいこをした。取った15番の中で、白鵬とは9番。首根っこを押さえ付けられて投げ飛ばされる一番もあったが、強い当たりで一気に土俵外に運んだり、引きに乗じて押し込み、白鵬を羽目板にたたき付ける場面もあった。「この部屋に来たのは10年ぶり。白鵬とけいこしたくなって、オンボロ自転車をこいで来た」と笑う。ひざや首の古傷も「夏は状態がいい」と言い。白鵬には昨年九州場所を最後に3連敗中。しかし、けいこ後には「白鵬は立ち合いが定まってない。これならまだ勝てる可能性がある」。貴ノ花(故・二子山親方)に次ぐ史上2位の連続46場所在位。だが自ら「がけっぷち大関」というように、最近はけいこも満足に出来ず、影が薄い。それだけに場所前の好調さで「自分の仕事は白鵬の綱取りをさせないこと」と舌も滑らか。存在感を示して、秋場所を面白くできるか。【上鵜瀬浄】  



 サンスポ 9月4日
<抜粋> 
白鵬、綱とりに意欲
秋場所だより(10日初日、両国国技館)綱とりに再挑戦する大関白鵬が3日、都内の宮城野部屋で行われた立浪・伊勢ケ浜連合の連合げいこで、魁皇、千代大海の2大関と申し合いを行った。18番を取って12勝6敗だったが、「来てくれてうれしい」と笑顔。出げいこにきた琴欧州とも胸を合わせており、4日の横綱審議委員によるけいこ総見で、栃東と横綱朝青龍と相撲を取れば、場所前に上位陣全員とけいこをしたことになる。
  



 日刊スポーツ 9月4日
<抜粋> 友綱親方が白鵬に綱の心構え伝授
秋場所(10日初日、両国国技館)で綱とりに挑む大関白鵬が3日、友綱親方(元関脇魁輝)に、上に立つものの心構えを説かれた。宮城野部屋で立浪・伊勢ケ浜連合げいこが行われ、魁皇、千代大海と3大関が集合。けいこの終盤、3人の申し合いが行われている最中だった。ほかの関取衆や若手が徐々にけいこ場から退場していくと、同親方がけいこを止め、3大関を呼び集めた。「ペットボトルで水を飲むな。それに若い力士が勝手にけいこ場を離れることも、お前たちが注意しなきゃダメだ」としっ責した。けいこ場では、若い衆や地位の下のものが、ひしゃくで上位者に水をつけるのがしきたり。同親方は「ボトルで飲むと若手は仕事をサボる。それに若手は大関のけいこを見て勉強するのは常識だ」と説明。外国出身の関取も多くなり、そのしきたりも忘れられがちになっている。示しをつけるため、あえて大関に苦言を呈した。白鵬は「僕らは責任ある地位。横綱は、相撲道をしっかり身につけ、ほかの力士に指導しなければいけない。勉強になりました」と、友綱親方に感謝していた。  



 スポニチ 9月4日
<抜粋> 白鵬いまひとつ 朝青龍は調整不足
大相撲の横綱審議委員会(横審)による秋場所(10日初日・両国国技館)のけいこ総見が4日、東京・両国国技館の相撲教習所で行われ、綱とりに再挑戦する大関白鵬は琴欧州、魁皇の両大関らと15番取って9勝6敗といまひとつだった。18度目の優勝を狙う横綱朝青龍はホープの把瑠都に連敗するなど4勝6敗と調整不足。2場所連続で大関復帰を目指す関脇雅山はあまり目立たず、栃東は主に平幕相手に番数をこなした。新小結黒海、露鵬が元気なところをアピールし、大関陣も積極的に申し合いに加わって盛り上がった。大関千代大海、小結稀勢の里は欠席した。  



 スポニチ 9月4日
<抜粋> 白鵬昇進ラインは13勝と理事長
大相撲秋場所で横綱昇進を目指す大関白鵬について、日本相撲協会の北の湖理事長(元横綱北の湖)は4日の横綱審議委員会(横審)のけいこ総見後、13勝以上が一つのラインとし「(昇進の)めどはそのへんになってくるでしょう」と話した。
白鵬は今年に入ってから優勝1回を含む13、13、14、13勝と好成績を続けている。横審の石橋義夫委員長は「理事長は13勝が目安と言っているが、わたしは星の数より内容。それらがうまくミックスすれば、12、13勝でも綱とりを成功できるでしょう」との見解を示した  



 日刊スポーツ 9月4日
<抜粋> 横審けいこ総見で白鵬は9勝6敗
大相撲の横綱審議委員会(横審)による秋場所(10日初日・両国国技館)のけいこ総見が4日、東京・両国国技館の相撲教習所で行われ、綱とりに再挑戦する大関白鵬は琴欧州、魁皇の両大関らと15番取って9勝6敗といまひとつだった。18度目の優勝を狙う横綱朝青龍はホープの把瑠都に連敗するなど4勝6敗と調整不足。2場所連続で大関復帰を目指す関脇雅山はあまり目立たず、栃東は主に平幕相手に番数をこなした。新小結黒海、露鵬が元気なところをアピールし、大関陣も積極的に申し合いに加わって盛り上がった。大関千代大海、小結稀勢の里は欠席した。  



 朝日 9月4日
<抜粋> 綱取り挑む白鵬、精彩欠く 横審けいこ総見
大相撲の横綱審議委員(横審)けいこ総見が4日、東京・国技館内の相撲教習所であった。綱とりに再挑戦する大関白鵬は15番をこなしたが、新小結の黒海に再三力負けするなど得意の右四つになかなか持ち込めず、9勝6敗と精彩を欠いた。先場所優勝の横綱朝青龍も首に不調を抱え、10番で4勝6敗と物足りない内容だった。 上位陣では大関千代大海と小結稀勢の里が欠席。幕内3場所目で平幕筆頭に躍進した把瑠都が横綱を力でねじ伏せ、地力を大いにアピールした。石橋義夫横審委員長は「把瑠都が刺激になって良いけいこになった。白鵬は白鵬なりにやっていた。昇進の期待にこたえてくれると思う」と話した。  



 NHK 9月4日
<抜粋> けいこ総見 白鵬いまひとつ
東京・両国の国技館で開かれた横綱審議委員会のけいこ総見には、横綱朝青龍をはじめ幕内力士23人が顔をそろえました。このうち綱取りに再び挑戦する注目の大関白鵬は、大関の琴欧州など上位陣と15番相撲をとり、9勝6敗の成績でしたが、立ち合いで受けて立ったり当たり負けして引いたりする場面が目立ち、相撲内容はいまひとつでした。また、連続優勝を目指す横綱朝青龍は、伸び盛りの若手、エストニア出身の把瑠都に4連敗するなど、10番取って4勝6敗と調整不足の内容でした。総見を終えた北の湖理事長は「白鵬はいまひとつだった。疲れがあったのかも知れないが、せっかくのチャンスだから相手を寄せつけないほどのけいこぶりでアピールする内容があってもよかったのではないか。今後どれだけ調子を上げていけるかが重要だ。綱取りには13勝以上がひとつの目安になると思う」と話していました。  



 毎日 9月4日
<抜粋> 
横綱審議委員のけいこ総見が4日、両国国技館であった。朝青龍や白鵬が、入幕3場所目で前頭筆頭の新鋭・把瑠都を相手に度々土俵を割るなど、下位からの突き上げが著しく、活気ある土俵となった。朝青龍は、まだ本割で経験のない把瑠都を相手に5番続けて対戦した。朝青龍は把瑠都の力を調べるかのように、正面から組んだ形に。だがまわしを許して197センチ・174キロの巨体を寄せられると、無双を切ってもびくともしない。腰から落ちたり、押し出されたり。3度負けた後は、押しつぶされてひざから崩れた。首に痛みがあると言う朝青龍は「無理して取った。把瑠都は強い。組んでみて、ちょっと違った」と想像以上の怪力ぶりを感じたよう。綱取りを目指す白鵬も今ひとつ。立ち合いで左前みつを取る万全の型は見られず、勝っても土俵際での投げが多かった。露鵬、黒海、把瑠都の馬力に屈することも。白鵬は「新しい勢力が力をつけてきた」と警戒する。白鵬に顔を張られた露鵬が、むっとして押し返す場面も。北の湖理事長は「大関に対して礼を失しており、反省すべきだ」とたしなめたが、総見については「若手が元気でいつもより締まった」と満足そうに総括。ただ上位の申し合いで土俵を囲んだ関取のうち、日本人は魁皇と雅山だけ。千代大海と小結2場所目の稀勢の里が欠席したこともあって、内館牧子委員(脚本家)が「日本人に覇気が感じられない」と不満をもらした。【上鵜瀬浄】  



 スポーツ報知 9月5日
<抜粋> 白鵬12勝でも綱取りあるぞ
綱取りに再挑戦する大関・白鵬が、12勝でも昇進できる可能性が4日、浮上した。けいこ総見後、北の湖理事長は13勝以上を目安とする考えを示した。だが、横審の石橋委員長が「理事長は13勝を目安としていますが、私は星の数より内容。それらがミックスすれば12、13勝でも綱取りが成功できるでしょう」と、内容を重視する見解を明らかにした。横綱への道が大きく開けた白鵬は、けいこ総見で大関・琴欧州、魁皇らと申し合い。協会首脳や横審を前にして絶好のアピール機会だったが、15番取って9勝6敗と、いま一つ。横綱・朝青龍と肌を合わせることはなかったが「自分なりにやれた。順調にきているので、場所までに体を休め、よく食べ、たくさんけいこします」。勝負は初日から―。マイペースで悲願を達成する。  



 デイリースポーツ 9月5日
<抜粋> “おっさん大関”千代大海も元気
大相撲秋場所(10日初日・両国国技館)、前日の横綱審議委員会のけいこ総見をじんましんによる体調不良で欠席した大関千代大海が5日、宮城野部屋へ出げいこし、綱とりの大関白鵬と17番取った。先月の台湾巡業後から体調が悪く、たまに吐き気も感じるそうだ。それでも力強い突き、押しで9勝8敗と勝ち越し。先輩大関の貫録を示し「向こうはバリバリの大関で、こっちは(30歳の)おっさんの大関。でも刺激になりますよ。(白鵬の)前に立ちはだかりたい」とジョークを交えながら、目は真剣だった。  



 日刊スポーツ 9月5日
<抜粋> 白鵬、ぶっ通し34番の申し合いで手応え
綱とりを目指す大関白鵬(21)が5日の朝げいこで、34番の申し合いを行った。出げいこに来た大関千代大海と平幕の安馬を相手に約30分、ぶっ通しで相撲を取った。「よく寝ているので疲れを感じていない。だから数多くこなせた」。結果は19勝15敗と満足いく内容ではなかったが、ケガもなく体調はまずまずの様子。「久しぶりに押し相撲のタイプとけいこができた」と千代大海との申し合いで、手応えをつかんでいた。  



 西スポ 9月5日
<抜粋> 大関白鵬が平和芸術家に ユネスコ、モンゴル人初
大相撲の大関白鵬が国連教育科学文化機関(ユネスコ)の「平和芸術家」に選ばれていたことが5日、分かった。「平和芸術家」は世界平和の促進を求めるユネスコの理念を広めるために国際的に活躍する人物が選出される。日本ユネスコ国内委員会によると、日本人では音楽家の城之内ミサさんら4人が選ばれており、モンゴル人は初めて。スポーツ選手では異例だが、同委員会は選出理由は分からないとしている。7月の名古屋場所後にモンゴルに帰国した際に任命された白鵬は「うれしいですね。縁起がいい」と話した。  



 朝日 9月5日
<抜粋> 綱とり再挑戦の白鵬、調子いま一つ
綱とりに再挑戦する大関白鵬のエンジンが、一向にかからない。5日は34番の申し合いをしたものの、大関千代大海に8勝9敗、平幕安馬にも10勝7敗止まりだった。8月上旬の夏巡業では5日間で約100番の申し合い。月末の新番付発表後も、けいこの量はこなしているが、質はいま一つだ。 踏み込みが浅く、すぱっと左上手を取る得意の形にできない。千代大海の突っ張りをまともに食い、安馬のいなしに体勢を崩す場面も目立った。 白鵬自身は「左まわしを意識しすぎてはだめ。取れない時に体勢を整えるのも大事だから」と言った。だが、2日には「高見盛関のように右四つの充実した相撲がいい」と言っていた。自らの型を極めるか、様々な相撲を試すか。迷いも感じさせる。 先場所は9日目までに2敗を喫したのが、綱を逃した要因だった。「重圧が今までと違った」。今回はけいこ後も冗舌で笑顔がこぼれる。だが、元小結舞の海さんは「リラックスしすぎで集中できてない。周囲を寄せ付けないぐらいのオーラが欲しい」と厳しい。 今場所も昇進の目安は13勝。確実にするには優勝が欲しい。中盤までに上り調子の新小結黒海、平幕把瑠都との対戦が予想される。4日の横審けいこ総見ではこの2人に力負けした。「ミスしないように一番一番に集中しないといけない」   



 日刊スポーツ 9月5日
<抜粋> 白鵬、ぶっ通し34番の申し合いで手応え
綱とりを目指す大関白鵬(21)が5日の朝げいこで、34番の申し合いを行った。出げいこに来た大関千代大海と平幕の安馬を相手に約30分、ぶっ通しで相撲を取った。「よく寝ているので疲れを感じていない。だから数多くこなせた」。結果は19勝15敗と満足いく内容ではなかったが、ケガもなく体調はまずまずの様子。「久しぶりに押し相撲のタイプとけいこができた」と千代大海との申し合いで、手応えをつかんでいた。  



 毎日新聞 9月5日
<抜粋> 綱とり再挑戦の白鵬 待ったなし
「あー、悔しい。もう一丁」。5日の宮城野部屋。白鵬は出げいこに来た千代大海の出足に対応できずに土俵を割り、思わず声を挙げた。千代大海とは約20番取って五分。逐一見ている安治川親方(元横綱・旭富士)は「考えてけいこしているんだろう」と言いながらも、「真っ直ぐ当たれていない。左前みつを取ろうと意識し過ぎて(体が)傾いているな」と心配する。綱とり再挑戦だ。先場所まで4場所連続13勝以上。5月は14勝して初優勝を新大関で果たした。今年の朝青龍の成績を上回りながら、昇進は留め置き。「番付は生き物」とは分かっているが、でも悔しい。場所前の朝げいこ後、日本相撲協会から依頼された600枚の手形の一枚一枚に筆でサインしている時、ポツリとこうもらした。
「協会の仕事をしてるのに、冷たいな」
琴欧州、魁皇も加え、場所前は部屋に大関が次々に訪れた。すべて安治川親方が土俵の傍らにいた。横綱昇進まで優勝3回。3場所連続13勝以上で留め置かれた経験もある。立ち合いで左前みつを取る絶対の型を「まだ確立できていない」と言う白鵬。「(同門の安治川)親方の強い精神力を見習いたいが、まだ至らない。それだけに本当に心にしみる」と謙虚に聞き入れ、けいこも毎日40番近くこなした。夏はモンゴルに帰り、草原にたたずむひとときもあった。「自然から力をもらえた気がする。帰った次の場所は必ずいい成績なんだ」と笑う。あとは、土俵で努力の成果を披露するだけだ。【上鵜瀬浄】  



 スポーツ報知 9月6日
<抜粋> 白鵬に課題発覚…師匠「左足の踏み込み甘い」…秋場所10日初日
綱取りを目指す大関・白鵬(21)=宮城野=に課題が見つかった。5日は墨田区の部屋で出げいこに来た大関・千代大海(30)=九重=らと34番の申し合いを敢行した。今場所前のけいこで最多の番数も19勝15敗と今ひとつ精彩を欠く内容に育ての親の熊ケ谷親方(元前頭・竹葉山)は「左足の踏み込みが甘い。だから腰が高くなるし左上手が取れない」と渋い表情。本場所まで残り5日の時点で露呈した課題に白鵬は「左を取りたいと意識し過ぎてはよくない。取れないなりの体勢を考えなくては」と修正に自信を見せた。この日は国連教育科学文化機関(ユネスコ)の平和促進の伝道師役となる「平和芸術家」に選ばれていたことが判明。スポーツ選手としては異例の抜てきでモンゴル人初の選出。「うれしいですね。縁起がいい」とこの時ばかりは笑顔を見せた。 



 日刊スポーツ 9月6日
<抜粋> 綱とり白鵬が仕上げの34番
大相撲秋場所(10日初日、両国国技館)で綱とりに挑む大関白鵬(21=宮城野)が、仕上げにかかった。5日の朝は、出げいこに来た大関千代大海と18番連続で申し合いを行うなど、8月28日のけいこ再開後最多の34番をこなした。「疲れが全然ないから数多くできた」と白鵬。ただ、4日の横審けいこ総見で9勝6敗と調子が上がらなかったのに続き、この日も19勝15敗と内容は物足りない。だが、好調時には程遠いと感じるからこそ番数をこなし、闘争心を引き出した。さらに午後には、横浜興善寺の住職市川智彬(ちひん)さんに部屋に来てもらい、1時間の座禅を組んだ。足がしびれ、よろよろになりながらも「いい精神統一になった。心が落ち着いた」。肉体、メンタル両面で、必死の調整を続けている。  



 日刊スポーツ 9月6日
<抜粋> 白鵬は13番の申し合いで12勝も不安
大相撲秋場所(10日初日、両国国技館)で2場所連続の綱とりに挑む大関白鵬(21)は6日、出羽海部屋に出げいこした。同じく出げいこに来た横綱朝青龍、大関栃東と顔を合わせたが、2人とは申し合いをせず、幕内の普天王、高見盛らと13番取って12勝1敗だった。立ち合いで左前まわしが取れずに突き放す場面も多く、やや内容に不安を残した。白鵬は「少しでも気持ちの入ったけいこが何番かできた」と言った。朝青龍の胸を借りなかったことには「横綱も(首筋を痛めていて)完全じゃないみたいだから」と話していた。  



 デイリースポーツ 9月6日
<抜粋> 朝青龍&白鵬も紀子さま出産を祝福
モンゴル出身の大相撲の横綱朝青龍と大関白鵬は6日、秋篠宮妃紀子さまの男子出産について、東京都墨田区の出羽海部屋でのけいこ後に「おめでとうございます」と祝福した。一男一女の父親である朝青龍は「男の子も生まれてよかったですね」と笑顔。白鵬は39歳で出産された紀子さまを「僕もお母さんが38歳の時に生まれたけれど、大変だったでしょうね」と気遣った。さらに「秋篠宮さまは4年前にモンゴルに行かれているし縁がある。国を代表する子どもになられるわけだから、元気に成長してください」と穏やかに話した。  



 スポーツ報知 9月7日
<抜粋> 横綱の意地、朝青“壁”になる
大相撲秋場所(10日初日、両国国技館)で連覇を狙う横綱・朝青龍(25)=高砂=が、綱取りを目指す大関・白鵬(21)=宮城野=の壁となる。6日、東京・墨田区の出羽海部屋に出げいこ。同じく出げいこに来た白鵬との対戦はなかったが、17番の申し合いをし全勝。鋭い出足を見せるなど痛めている首の不安を払しょくした。白鵬については「先場所負けたし横綱としての地位もある。同じモンゴル出身だしね」と、先輩としての意地をのぞかせた。  



 スポニチ 9月7日
<抜粋> 白鵬 横綱、大関から逃げた?
大相撲の大関・白鵬(21=宮城野部屋)は6日、秋場所(10日初日、両国国技館)前の初めての出稽古を行い、出羽海部屋で汗を流した。同じく出稽古に来た朝青龍、栃東とは相撲を取らず、玉乃島ら幕内を相手に12勝1敗。ただし、立ち合いから得意の右四つになって寄り切る相撲はほとんどなく、力強さに欠けた。白鵬は「みんなも研究してるし、まわしにこだわるよりもね」と語ったが、栃東には「ちょっともたついてる。横綱に上がる前の強さかと言うと…」と心配されてしまう始末。朝青龍は「緊張感が抜ければ大丈夫じゃないか。上々の出来でしょう」と語っていた。  



 サンスポ 9月7日
<抜粋> 白鵬が手の内隠す-朝青龍、栃東との申し合いを回避
秋場所だより(10日初日、両国国技館)秋場所で綱とりに再挑戦する大関白鵬(21)が6日、番付発表後初の出げいこ。都内の出羽海部屋で横綱朝青龍(25)、大関栃東(30)と鉢合わせしたが、2人との申し合いを回避。場所に向け手の内を隠した格好となった。白鵬は場所前に横綱大関全員とけいこをすると公言し、前日までは宮城野部屋に出げいこに来た琴欧州、魁皇、千代大海としのぎを削った。が、この日は前言を撤回して朝青龍と栃東とは対戦せず。「3人じゃなくてみんなとやるつもりだった」と説明し、6人の関取衆と13番をこなし12勝1敗の内容。「気持ちが入った相撲が何番かあってよかった」と話した。北の湖理事長(元横綱)は横綱昇進の目安を13勝としている。最強のライバルである朝青龍と栃東を本場所で下せば、目標に大きく近づく。そのためには、あえて手の内を明かすこともない。綱とりへ向け、白鵬がナーバスになってきた。  



 デイリースポーツ 9月7日
<抜粋> 「落ち着いている」と白鵬
大相撲秋場所(10日初日・両国国技館)で綱とりを目指す白鵬は7日、宮城野部屋で出げいこの安馬らと26番続けて取り、23勝3敗。8日はけいこ休みのため、場所前の本格的なけいこは終了となった。この日は、けいこ用の白まわしではなく本場所用の青い締め込みを初めて着け「(秋場所で)使うか分からないけど、青は好き」と話した。番付発表の翌日から10日連続でけいこした充実感があるようで「体調に不安はない。落ち着いているよ」と上機嫌だった。  



 日刊スポーツ 9月7日
<抜粋> 綱とり目指す白鵬が26番の申し合い
大相撲秋場所(10日初日=両国国技館)で、2場所連続の綱とりに挑む大関白鵬(21)が7日、部屋で幕内安馬、十両の龍皇、安壮富士らと26番の申し合いを行った。右からの、かちあげなどは見せるが、踏み込んで左前まわしを取る鋭い立ち合いはなく、相変わらず相手に攻めさせてからまわしを引いて圧倒するけいこ内容だった。この日は濃い青色の新調した締め込み姿でのけいこだったが、白鵬は「青い色が好き。本場所で使うかどうかはまだ分からないよ」と、物静かな口調だった。  



 サンスポ 9月8日
<抜粋> 白鵬が“平成の大横綱”のゲン担ぐ―秋場所だより
大相撲秋場所だより(10日初日、両国国技館)綱とりに再挑戦する大関白鵬(21)が7日、秋場所で使う新しい締め込みを披露した。色は紺で、“平成の大横綱”貴乃花が現役の最後につけていた締め込みと同色。2場所連続全勝優勝で横綱昇進を果たした貴乃花にあやかって、大願を成就させる。13勝を挙げながら横綱昇進を見送られた名古屋場所千秋楽の夜に、母タミルさん(59)から「貴乃花さんは全勝したのに見送られたこともあった。次に頑張れば大丈夫」と励まされたという。白鵬は締め込みの色について「貴乃花さんと同じ? それは知らなかった。紺色は自分に似合う」とまんざらでもない様子だった。この日は都内の宮城野部屋で、新しい締め込みをつけて場所前最後のけいこを行い、安馬らと26番をこなして23勝3敗。北の湖理事長(元横綱)は今場所の綱とりノルマについて「13勝以上」という見通しを語っている。「綱とりは考えても仕方がない」と話す白鵬は、赤、緑に続く3色目の締め込みで、綱とり場所に臨む。 



 スポーツ報知 9月8日
<抜粋> 白鵬“貴乃花まわし”で綱取り…秋場所10日初日
大相撲秋場所(10日初日、両国国技館)で綱取りに再挑戦する大関・白鵬(21)=宮城野=が、“貴乃花まわし”で悲願を達成する。7日、東京・墨田区の宮城野部屋で、本場所で使用する「ミッドナイトブルー」色の締め込み姿を初披露した。尊敬する横綱・貴乃花(現親方)も現役時代に使った深い紺色の締め込みで、勝負をかける。スポーツ報知では、綱取りにかける白鵬の心技体を3日間にわたり連載する。白鵬の白い肌に、深い紺の締め込みがよく映える。昇進見送りから心機一転。今場所から使用する“勝負まわし”に選んだのは、平成の大横綱が使用した色だった。これまで使ってきたのは、ワインレッドと青緑。今回は「染め抜きが紺で似合うって言われていたし、青は好きだから」という理由で選んだ。本来は名古屋でお披露目する予定だったが、業者の手違いでイメージと違う色で完成。作り直してもらったほど、こだわりは強い。実は貴乃花が、横綱昇進を決めた1994年九州場所でもつけ、その後も好んだのが、この色。「ホントですか」同じ色とは知らなかった白鵬だが、綱取りを狙う立場には、これ以上ないほど、縁起がいい。15戦全勝で昇進を見送られるも、翌場所で再び15勝。文句なしに横綱に推挙された貴乃花に、白鵬は尊敬の念を抱いている。名古屋での昇進見送り後には「お母さんが電話で『貴乃花さんは全勝でも上がれなかったから、あなたも大丈夫よ』と言われた。(見送られたのに)昇進した気持ちはすごいと思う」と、大きな刺激を受けた。この日は、出げいこにきた幕内・安馬(安治川)らと26番(23勝3敗)の申し合いでけいこ納め。「(場所のことは)考えてもしようがない。気持ちも落ち着いているし、不安はないです」。8月28日の番付発表から休むことなくけいこ。やることはやった。“貴乃花まわし”で迎える初日が待ち遠しい。  



 読売 9月8日
<抜粋> 賜杯争い、朝青龍・白鵬が“綱引き”…秋場所展望
大相撲秋場所は10日、東京・両国国技館で初日を迎える。綱取り再挑戦の白鵬、2場所連続18度目の優勝を狙う朝青龍は、ともに場所前の調整に不安を残したが、白鵬の昇進とも直結する賜杯争いは、2人の“綱引き”となるだろう。白鵬が2度目の優勝を遂げれば、昇進に大きく近づく。仮に優勝を逃したとしても、北の湖理事長は今年4場所、いずれも13勝以上挙げている安定感を高く評価。「13勝あたりがめどとなるでしょう」と一応の目安を掲げた。ただ、白鵬にとってネックは先場所、優勝していないこと。横綱審議委員会は、内規に「2場所連続優勝か、それに準ずる好成績」を昇進の目安に定めている。12勝以下で優勝した場合、あるいは、13勝を挙げても優勝を逃した場合など、審判部内でも議論が分かれる可能性がある。星勘定以上に昇進を左右するのは、相撲内容や場所の展開だ。千秋楽まで優勝を争えば“印象点”は上がるし、名古屋場所のように14日目に優勝が決まってしまえば、同じ失敗を繰り返しかねない。序盤の取りこぼしは許されず、全く息を抜けない15日間であることは、先場所、白鵬が身をもって学んだ通りだ。巡業で痛めた右手は回復し、体調に不安はない。場所前のけいこでも連日、20~30番と番数をこなしてきた。ただ、綱取りを印象づけるような力強さが、今一つ。左上手を引いて出る絶対の型が、けいこ場ではあまり見られなかった。一方、首筋などに痛みを訴える朝青龍のけいこは、ほぼ一日おき。群を抜く精神力を持つ横綱だから、場所に入れば尻上がりに調子が上向く可能性もあるが、いつもに比べると覇気が伝わってこないのは、気掛かりでもある。初日、新小結黒海の馬力をどうさばくか、重要な一番となる。  



 スポーツ報知 9月9日
<抜粋> 白鵬効果!懸賞本数史上最多6000万円超え…秋場所10日初日
大相撲秋場所(10日初日・両国国技館)で懸けられる懸賞の総本数が、史上最多となることが8日、分かった。これまで最多だった1964年初場所の1003本を上回ることが判明。綱取りに再挑戦する大関・白鵬(21)=宮城野=と大関復帰を狙う関脇・雅山(29)=武蔵川=のダブル昇進への期待が数字に表れた。日本相撲協会は同日、秋場所の取組編成会議を行い、白鵬は初日に東小結・稀勢の里(20)=鳴戸=と対戦することが決まった。横綱・白鵬誕生への期待が、懸賞の数にも表れた。協会の担当者は「場所全体で1000本は超えるし過去最多になりそうですね。白鵬の本数が増えたことも大きい」と話した。懸賞は1本6万円。15日間で総額6000万円を超える“白鵬景気”だ。これまでの最多は、横綱・大鵬が全盛期だった64年初場所の1本2万円時代の1003本。91年に1本6万円になって以降では、今年夏場所の978本だった。現在、個人では、結びに出る朝青龍(25)=高砂=の最多は不動で、白鵬は今場所、人気大関・琴欧州(23)=佐渡ケ嶽=を抜き、2位の座を得ることが確実。新たに毎日3本ずつ、15日間通しで白鵬に懸ける企業が出てくるなど、約3年ぶりの横綱誕生への期待は、64年の大鵬人気をも上回ったことになる。白鵬効果に加え、名古屋場所に続き雅山も大関復帰を目指す場所。ダブル昇進の期待から、昨年の秋場所に比べてチケットの売り上げも伸びている。千秋楽は、すでに売り切れ、14日目も完売間近。「先場所よりも土日の動き(売れ行き)が早い。最近の東京場所よりも高いチケットが売れてますね」とチケット売り場の担当者は話す。白鵬はこの日、初日の稀勢の里との対戦に備え完全休養。周囲の熱い期待を背負い、運命の場所に挑む。  



 スポニチ 9月9日
<抜粋> 白鵬 初日は稀勢に「予想通り」
10日に初日を迎える大相撲秋場所(両国国技館)の取組編成会議が8日に行われ、初日と2日目の取組が決まった。先場所に続いて横綱昇進を目指す大関・白鵬(21=宮城野部屋)は初日に小結・稀勢の里、2日目に出島と対戦。この日は休日返上で軽めの稽古を行った。大関獲りに再挑戦する関脇・雅山(29=武蔵川部屋)は初日に安美錦、2日目に玉春日と顔を合わせる。綱獲りへの意欲が体を動かした。取組編成会議のある初日2日前は、宮城野部屋では毎場所稽古を休みにしている。しかし白鵬はぐっすりと睡眠を取った後、午後になって稽古場に姿を見せた。休日を返上して若い衆を相手に約1時間、軽めの運動を行った。尊敬する元横綱・貴乃花(現親方)が横綱昇進時に使っていた色と同じミッドナイトブルーの新しい締め込みで土俵の感触を確かめた。初優勝した夏場所の優勝額を受け取るため、9日は贈呈式に出席する。普段なら最終調整を行う初日前日に稽古ができない。「2日連続で稽古しないことになるな」と、いつものペースを崩すことへの不安もあった。初日の相手は稀勢の里に決まり「予想通りかな」と表情を変えずに語った。稀勢の里には2戦全勝、2日目の出島にも5勝1敗と勝ち越しているが「対戦成績は関係ないよ」と分のいい相手にも気を緩めることはなかった。稽古後は貴乃花のDVDを観賞。悲願の横綱昇進を果たすため、大横綱の相撲を目に焼き付けて気合を充てんした。  













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